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  • 執筆者の写真田口房国

越原上校舎お掃除大作戦!!

 10月13日、台風の去った秋晴れのもと、「越原上校舎お掃除会」を開催しました。これには「東白川村美しい村づくり委員会」の上校舎チームが中心となって計画しました。(美しい村づくり委員会は村の魅力をより高めるために、一般の人で月1回集まって話し合う会議です。どなたでも参加自由ですのでご興味のある方は役場までご連絡ください)


 上校舎は1955年に東白川中学校越原分校として開校しましたが、教育制度改革などもあり、わずか8年で閉校、その後は保育園に使われたり、民間事業者に貸し出されたりしていましたが、今は特に決まった使い道はありません。このままではそのうち取り壊されてしまうことも考えられます。なんとかここを活用したい、できれば地域の人や村外から来る人、多くの人が利活用できる場になればいいと、個人的に思っています。校舎内は永年にわたるホコリや古い物もたくさんあります。まずはこれを掃除、整理することから始めようと思いました。そして、これになるべく多くの人に参加していただくことで、これからの利活用のヒントが得られればと思った次第です。


 さて、新聞折込とfacebookで会の告知をしただけですのでどれくらいの人が集まるか不安でしたが、地元の方々をはじめ21名の参加を得られました。本当にありがたいことです。現在1階は資材置き場になっているので、今回は2階を中心に掃除。床の掃き掃除をし、窓ガラスを拭く。せっかく人数が多いので、床や壁の拭き掃除もしました。雑巾の水は3回も濯げば真っ黒になってしまいます。絶えず水道に走って水を入れ替えました。外の伸び放題の草も草刈機で下刈りしました。2時間後、窓から差し込む陽の光が綺麗になった教室や廊下を照らします。校舎に足を踏み入れた時とは大違い。まるで子供達が駆け回っていた在りし日の姿が蘇ったようになりました。参加された方から「俺はここの1期生や」「俺は最後の学年や」など昔の話にも花が咲き、掃除とはいえ楽しい時間でした。


 東白川村には、由緒正しき古い建物や文化財のようなものがほとんどありません。「東白川の村民性やな」とよく言われます。新しいもの好きなのか、それとも飽き性なのか、一度だれかに研究してもらいたいくらいです。古い物を維持していくことは想像以上にお金も手間もかかります。何より、そこを維持していこうという熱意がなければいけません。越原上校舎が数少ない村の古き良き財産として、これからも維持され、願わくばまた多くの人が行き交う場となればと思っています。



 ちなみに今、第2回を検討中です。第2回では中にある古い道具や資料を整理して、残すもの、誰かに譲るもの、処分するものを整理していきたいと考えています。また詳細が決まりましたらチラシを入れますので、多くの方の参加をお待ちしております!




(ホコリがすごい!でもみんなで丁寧に掃除をした結果、見違えるように綺麗になりました!)



(綺麗になった窓ガラスから秋の木漏れ日が差し込む。外からは子供達の声が聞こえてきそうだ)


(皆さんのおかげです!ありがとうございました!)

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