• 田口房国

地歌舞伎公演裏話2

4つ目の外題、「令月妖術和厳島 〜宮島のだんまり〜」は

改元、はなのき会館改修こけら落とし、そして立村130年という慶事がが重なった今回の公演のために師匠が台本を手直しして作ってくれたもの。

外題の名前の中にも「令和」の文字が入っています。

源氏の赤旗を奪い合う、という筋はあるものの、特にそれが重要なわけではなく、

色んな役者が出ることに面白みがあります。

いつも出るだけで笑いを取る警官の三輪さんや堀先生、

久しぶりの出演となったチカコさん、

キレイな女性陣、

ガマガエル、

そして、村長!

私はちょうど顔描きをやっていましたので、モニターから流れてくる音のみを聞いていただけですが、かなり客席も盛り上がっていたようです。

村長は本番前一週間、毎日稽古にきてくれて、

多分、一番出席率が良かったと思います。


(ベテランから教えを乞う若手)



(練習風景:哀愁を感じるガマガエルの背中)



さて、最後は「義経千本桜 すし屋の段」。

すし屋は長く、また難しいお芝居で、

それぞれが役になりきらないとつまらないものになってしまいます。

役者のみんなもセリフ、動きはもちろんのこと、

心情面でもそれぞれ研究をして、臨みました。

私も色々と反省点はあったものの、とても楽しく演じさせていただきました。


(本番と練習の違い)



(みんな迫真の演技でした)



今回初めて観るという友達も何人かいましたが、

みんな一様に「圧倒された」「良い意味でイメージと全然違った」など感想を寄せてくれました。


地歌舞伎をやるということは道楽以外のなにものでもありません。

そんなことにうつつを抜かす前に仕事をしろ、と言われそうですが、

私は人生というのは自己表現であると思っています。

仕事も自己表現、プライベートも自己表現、

楽しくなければ意味がありません。

そんな自分の楽しみに、他の人が共感してくれて、

この東白川に足を運んでくれるのだとしたらそれほど嬉しいことはありません。

また来年も皆さんと楽しんでいけるよに頑張りたいと思います!



(公演が無事終わり、静けさを取り戻したはなのき会館)


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